ポンドが堅調地合いを維持、豪ドルが上げを帳消し=東京為替前場概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/12/14 11:54
 東京外為市場中盤、ポンドは堅調地合いを維持しており、ポンドドルは1.33ドル台前半、ポンド円は138.50円前後で推移している。ジョンソン英首相と欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長が13日の電話会談で、通商交渉を継続することで合意。交渉決裂への警戒感が強まっていたことから、安心感が広がっている。

 豪ドルが上げを帳消し。豪ドル/ドルは前週末からマドを空けながら上昇して今週の取引を開始したが、その後マドを埋め、一時0.7525ドル近辺まで弱含んだ。中国当局が石炭価格に上限を設けるよう要請し、鉄鉱石についても同様の制限を検討している公算と報じられたことが材料視されているもよう。中国向けに資源輸出を行うオーストラリアにマイナスとの見方が広がったようだ。
 
 東京株式市場は全面高の様相となっているが、為替市場におけるリスク回避の円安は限定的。ドル円は104.00円付近でもみ合いとなっている。
 
 日経平均株価は反発。前引けでは前営業日比170.73円高の2万6823.25円となった。
 
 午前11時38分現在では、ドル円は1ドル=104.01円、ユーロドルは1ユーロ=1.2130ドル、ユーロ円は1ユーロ=126.17円、ポンド円は1ポンド=138.49円、豪ドル円は1豪ドル=78.35円、NZドル円は1NZドル=73.72円、スイス円は1スイスフラン=117.02円、カナダ円は1カナダドル=81.52円付近で推移している。
  
MINKABU PRESS

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