早稲アカ、今期経常を26%上方修正

配信元:株探
投稿:2020/12/10 15:00
 早稲田アカデミー <4718> が12月10日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の4.6億円→5.8億円(前期は11.6億円)に26.0%上方修正し、減益率が60.2%減→49.9%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.2億円→2.4億円(前年同期は3.8億円)に96.8%増額し、減益率が68.0%減→37.1%減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2020年10月30日付「2021年3月期第2四半期決算短信」公表時におきましては、下期業績に大きく寄与する冬期講習会、正月特訓、及び新年度生集客に対する新型コロナウイルス感染症の影響が不透明であったことから、通期業績予想は当初予想(7月31日公表)を据え置きとさせていただきましたが、その後の業績動向等を精査した結果、売上高・利益ともに予想を上回る見通しとなったことから予想値を修正いたします。  当社におきましては、緊急事態宣言解除後、感染防止対策を徹底した上で「対面授業」と「双方向Web授業」とを選択できるデュアル形式のサービスを継続し、生徒・保護者の皆様のニーズにしっかりと寄り添い、質の高い学習指導を提供することに注力してまいりました。子会社各社におきましても「対面授業」等により学習指導の継続提供に尽力してまいりました。これらの取り組みにより、収益の基礎となる塾生数は当初の予想を超えるペースで順調に回復してきており、本資料発表時点では前年同時期を上回る水準まで戻しております。 また、12月下旬から開始する冬期講習会・正月特訓の申し込みが順調に伸長していることに加え、Webや交通広告等を利用したメディアミックスによる宣伝活動も奏功し、新規お問い合わせ数も前年同期を大幅に上回る好調な状況が継続しております。 当社グループでは、新型コロナウイルス感染症の影響は年度末に向けて緩やかに改善し、概ね2021年3月末に収束するとの仮定の下で通期業績予想を策定いたしましたが、前記の状況を踏まえ、足元の好調な塾生数動向が今後も継続するとの見通しを前提に精査した結果、連結売上高につきましては当初予想を762百万円(3.1%)上回る25,186百万円となる見通しとなりました。 費用につきましては、集団指導校舎において、教務サービスをアシストする非常勤スタッフを増員したことや、業績回復に伴い従業員の賞与支給水準を見直したことにより、労務費が予算を超過する見通しとなりました。 また、学習環境向上のための校舎移転、及び経営効率改善施策として既存校の統合・閉校を設備投資計画に追加したことにより、減価償却費等の関連費用が増加するほか、「双方向Web授業」の運営に係る諸費用も当初予想を上回る見込みとなりました。 以上の結果、営業利益・経常利益・当期純利益につきましては、売上増を反映し、当初予想を大きく上回る見通しとなりました。 尚、通期個別業績予想につきましても、上記と同様の理由により修正しております。(注)上記予想数値は、本資料の発表日現在において当社グループが入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。
配信元: 株探

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