■業績動向
2. 財務状況と経営指標
早稲田アカデミー<4718>の2021年3月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,253百万円増加の16,577百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現預金が2,253百万円増加し、営業未収入金が818百万円減少した。固定資産ではのれんが58百万円減少したほか、投資有価証券が90百万円減少した。
負債合計は前期末比1,445百万円増加の8,526百万円となった。市場環境が不透明ななか、手元キャッシュを厚くするため2,000百万円の短期借入を実施した一方で、未払金が211百万円、前受金が383百万円それぞれ減少した。また、純資産は前期末比192百万円減少の8,050百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益96百万円を計上した一方で、配当金239百万円の支出が主な減少要因となった。
経営指標を見ると、安全性を示す自己資本比率は前期末の53.8%から48.6%に低下し、有利子負債依存度が3.4%から15.1%に上昇した。有利子負債の増加が主因だが、今後市場環境が安定すれば短期借入金は返済する予定であり、これら指標はいずれ良化するものと弊社では見ている。業績はコロナ禍で一時的に悪化したものの、足元は徐々に回復しており、財務の健全性は引き続き堅持していく見通しだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<NB>
2. 財務状況と経営指標
早稲田アカデミー<4718>の2021年3月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,253百万円増加の16,577百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現預金が2,253百万円増加し、営業未収入金が818百万円減少した。固定資産ではのれんが58百万円減少したほか、投資有価証券が90百万円減少した。
負債合計は前期末比1,445百万円増加の8,526百万円となった。市場環境が不透明ななか、手元キャッシュを厚くするため2,000百万円の短期借入を実施した一方で、未払金が211百万円、前受金が383百万円それぞれ減少した。また、純資産は前期末比192百万円減少の8,050百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益96百万円を計上した一方で、配当金239百万円の支出が主な減少要因となった。
経営指標を見ると、安全性を示す自己資本比率は前期末の53.8%から48.6%に低下し、有利子負債依存度が3.4%から15.1%に上昇した。有利子負債の増加が主因だが、今後市場環境が安定すれば短期借入金は返済する予定であり、これら指標はいずれ良化するものと弊社では見ている。業績はコロナ禍で一時的に悪化したものの、足元は徐々に回復しており、財務の健全性は引き続き堅持していく見通しだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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