<動意株・13日>(大引け)=日基技、PSS、ブイキューブなど
日本基礎技術<1914.T>=後場動意。同社はきょう午後1時頃に、200万株(自己株式を除く発行済み株式総数の8.1%)、11億円を上限とする自社株取得枠を設定したと発表。資本効率の向上と株主への利益還元を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的で、取得期間は11月18日から来年11月17日までとなっている。また、あわせて21年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期なみの104億1900万円(従来予想は110億円)、営業利益は同42.0%減の3億円(従来予想は8000万円)となった。一部工事の進捗が遅れたことが影響したが、工事利益率の向上や間接費の削減が利益を押し上げた。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
プレシジョン・システム・サイエンス<7707.T>=一時ストップ高。午後1時ごろに発表した第1四半期(7~9月)連結決算が、売上高20億7700万円(前年同期比2.2倍)、営業利益1億9800万円(前年同期1億300万円の赤字)、最終利益1億9600万円(同1億1200万円の赤字)と黒字転換し、上期計画の営業利益2億円に対する進捗率が99%となったことが好感されている。世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、自社ブランド製品及び仏エリテック社向けOEM製品である全自動PCR検査装置や、DNA自動抽出装置の販売とそれらに付属する試薬・消耗品の販売が好調に推移した。
なお、21年6月期通期業績予想は、売上高77億円(前期比52.0%増)、営業利益5億円(前期8200万円の赤字)、最終利益4億円(同1億1400万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。同時に、8月に国内販売した全自動PCR検査システム「geneLEAD」に関して、年内の国内受注が70カ所に約100台程度見込まれるとしており、これも好材料視されているようだ。
ブイキューブ<3681.T>=急伸。12日の取引終了後、上限を20万株(発行済み株数の0.82%)、または3億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これが材料視された。取得期間は11月13日から12月18日までで、資本効率の向上を通じた株主への利益還元や、経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行を図ることが目的という。同時に発表した第3四半期累計(1~9月)連結決算が、売上高53億1400万円(前年同期比17.3%増)、営業利益5億5600万円(前年同期1億6600万円の赤字)、純利益6億3500万円(前年同期比32.1%増)だった。Web会議サービスや映像組み込みサービスの需要増加により、好採算のビジュアルコミュニケーション事業の売上高が伸長したことが寄与した。なお、20年12月期通期業績予想は、9日に発表した修正予想値の売上高79億円(前期比24.0%増)、営業利益9億円(前期2億8400万円の赤字)、純利益10億円(同3400万円の黒字)を据え置いている。
コーア商事ホールディングス<9273.T>=ストップ高。12日の取引終了後に発表した21年6月期第1四半期(7~9月)の連結決算は、売上高40億7400万円(前年同期比41.4%増)、経常利益6億9700万円(同5.7倍)に急拡大しており、これを好感する買いが入った。同社はジェネリック医薬品原薬の輸入商社と注射剤中心の医療用医薬品の製造販売機能を併せ持つビジネスモデルで医薬品業界のニーズを捉えている。第1四半期は主力の原薬販売事業で循環器官用薬や中枢神経系用薬向け原薬の販売が好調だったほか、製造受託の拡大で医薬品製造販売事業が黒字転換し、業績高変化を遂げている。
トランスジェニック<2342.T>=戻り足早める。創薬研究マウス作成技術に強みを持つ、遺伝子解析バイオベンチャーで、eコマース事業などにも展開するなど多角化も推進している。12日取引終了後、これまで非開示だった21年3月期業績予想を発表、営業利益は前期比2.6倍の4億5000万円を見込んでおり、これを手掛かり材料に買いが集まった。時価総額100億円未満で足が軽く、株価も低位で値ごろ感が意識されやすいこともあって個人投資家などの短期資金の流入を誘っている。
CRI・ミドルウェア<3698.T>=急動意。3連騰となり25日移動平均線を一気に突き抜けてきた。ゲーム分野などの音声や映像開発用ソフトを主力に手掛けるが、スマートフォン向けが好調なほか、組込み分野の大型案件が寄与して収益を押し上げている。12日取引終了後に発表した20年9月期決算は、売上高が前の期比32%増の23億4900万円、営業利益が同24%増の4億5700万円と大幅増収増益を達成した。また、21年9月期もスマホ向けゲーム開発ソフトなどを中心に好調が続き、営業利益段階で5億~5億8000万円(上限では前期比27%増益)を計画しており、これを評価する買いを呼び込む格好となった。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
プレシジョン・システム・サイエンス<7707.T>=一時ストップ高。午後1時ごろに発表した第1四半期(7~9月)連結決算が、売上高20億7700万円(前年同期比2.2倍)、営業利益1億9800万円(前年同期1億300万円の赤字)、最終利益1億9600万円(同1億1200万円の赤字)と黒字転換し、上期計画の営業利益2億円に対する進捗率が99%となったことが好感されている。世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、自社ブランド製品及び仏エリテック社向けOEM製品である全自動PCR検査装置や、DNA自動抽出装置の販売とそれらに付属する試薬・消耗品の販売が好調に推移した。
なお、21年6月期通期業績予想は、売上高77億円(前期比52.0%増)、営業利益5億円(前期8200万円の赤字)、最終利益4億円(同1億1400万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。同時に、8月に国内販売した全自動PCR検査システム「geneLEAD」に関して、年内の国内受注が70カ所に約100台程度見込まれるとしており、これも好材料視されているようだ。
ブイキューブ<3681.T>=急伸。12日の取引終了後、上限を20万株(発行済み株数の0.82%)、または3億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これが材料視された。取得期間は11月13日から12月18日までで、資本効率の向上を通じた株主への利益還元や、経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行を図ることが目的という。同時に発表した第3四半期累計(1~9月)連結決算が、売上高53億1400万円(前年同期比17.3%増)、営業利益5億5600万円(前年同期1億6600万円の赤字)、純利益6億3500万円(前年同期比32.1%増)だった。Web会議サービスや映像組み込みサービスの需要増加により、好採算のビジュアルコミュニケーション事業の売上高が伸長したことが寄与した。なお、20年12月期通期業績予想は、9日に発表した修正予想値の売上高79億円(前期比24.0%増)、営業利益9億円(前期2億8400万円の赤字)、純利益10億円(同3400万円の黒字)を据え置いている。
コーア商事ホールディングス<9273.T>=ストップ高。12日の取引終了後に発表した21年6月期第1四半期(7~9月)の連結決算は、売上高40億7400万円(前年同期比41.4%増)、経常利益6億9700万円(同5.7倍)に急拡大しており、これを好感する買いが入った。同社はジェネリック医薬品原薬の輸入商社と注射剤中心の医療用医薬品の製造販売機能を併せ持つビジネスモデルで医薬品業界のニーズを捉えている。第1四半期は主力の原薬販売事業で循環器官用薬や中枢神経系用薬向け原薬の販売が好調だったほか、製造受託の拡大で医薬品製造販売事業が黒字転換し、業績高変化を遂げている。
トランスジェニック<2342.T>=戻り足早める。創薬研究マウス作成技術に強みを持つ、遺伝子解析バイオベンチャーで、eコマース事業などにも展開するなど多角化も推進している。12日取引終了後、これまで非開示だった21年3月期業績予想を発表、営業利益は前期比2.6倍の4億5000万円を見込んでおり、これを手掛かり材料に買いが集まった。時価総額100億円未満で足が軽く、株価も低位で値ごろ感が意識されやすいこともあって個人投資家などの短期資金の流入を誘っている。
CRI・ミドルウェア<3698.T>=急動意。3連騰となり25日移動平均線を一気に突き抜けてきた。ゲーム分野などの音声や映像開発用ソフトを主力に手掛けるが、スマートフォン向けが好調なほか、組込み分野の大型案件が寄与して収益を押し上げている。12日取引終了後に発表した20年9月期決算は、売上高が前の期比32%増の23億4900万円、営業利益が同24%増の4億5700万円と大幅増収増益を達成した。また、21年9月期もスマホ向けゲーム開発ソフトなどを中心に好調が続き、営業利益段階で5億~5億8000万円(上限では前期比27%増益)を計画しており、これを評価する買いを呼び込む格好となった。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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