NY株式市場(12日)大統領選挙通過後の循環物色は小休止に近いか−パウエルFRB議長の講演内容に注目
12日のニューヨーク株式市場でダウ平均は売り先行で取引が始まりそうだ。
アメリカ大統領選挙を通過する過程でワクチン開発の進展も折り込みながら、景気敏感株から始まり、IT・ハイテク株まで回帰した循環物色の勢いは一旦小休止に近くなりそうだ。ダウ平均は、朝方に売りが先行する局面で節目の2万9100ドル割れも視野に入る水準まで下値を模索する場面も見られよう。
ただ、取引開始前に発表された週間ベースの新規失業保険申請件数は、70.9万件と市場予想(74万件)を大きく下回る内容だったことから大きく売り込む動きも限定的だろう。前日はベテランズデーで休場となった米債券相場で10年債利回りが低下すれば、IT・ハイテク株には追い風となりやすい相場環境だ。
12日のニューヨーク株式市場では、オンラインで開催されるECBフォーラムに参加するパウエルFRB議長らの講演内容に注目が集まりそう。パウエルFRB議長は、日本時間13日午前2時頃からラガルドECB総裁やベイリー英銀総裁らと講演に参加する予定で、大統領選挙後で初となる講演内容を慎重に見極めたいところだ。
直近で一気に上昇基調を強めたダウ平均は、一目均衡表上の三役好転を果たして買いシグナルが点灯したままだ。今日のところは、節目の2万9100ドル割れを回避した上で、今月10日(2万9126ドル)や9日(2万9130ドル)の日中安値付近で踏みとどまれるかどうか。相場全体の底固さが試されそうな1日となる。
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