神姫バ、非開示だった今期経常は赤字転落へ

　神姫バス <9083> [東証２] が10月28日大引け後(17:10)に非開示だった業績見通しを発表。21年3月期の業績予想は連結経常損益が12.9億円の赤字(前期は22.2億円の黒字)に転落する見通しと発表した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年連結業績予想につきましては、８月11日の第１四半期決算発表時点では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を合理的に判断することが困難であることから未定としておりました。　当社を取り巻く環境におきましては、３密回避やテレワークなど新しい生活様式の浸透、訪日外国人旅行者の激減等により、特に自動車運送業や旅行業、飲食業等において甚大な影響を受けております。緊急事態宣言解除以降、業績は徐々に回復に向かっておりますが、この影響は2021年３月期末まで逓減されながらも続くと想定し、車両代替等設備投資の抑制、路線バスの減便や貸切バスの減車等のコスト削減と一層の効率化を対策に織り込み、連結業績予想を算定いたしました。（注）上記予想は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確実な要素を含んでおり、実際の業績等は上記予想数値と異なる場合があります。

　　新型コロナウイルス感染症が当社の経営に与える影響は、当初の予測を大きく上回り、その影響も長期化しております。このような状況下、当社は経営の安定化を図るために手元流動性を確保し、長期的に安定した財務状態を保つことが最善であると考え、剰余金の中間配当は見送らせていただきます。　また、期末配当につきましては、今後の業績動向を見極めて慎重に検討するため、引き続き未定とさせていただきます。