双信電機、上期経常を赤字拡大に下方修正、通期も減額

配信元:株探
投稿:2020/10/15 15:40
 双信電機 <6938> が10月15日大引け後(15:40)に業績修正を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益を従来予想の5000万円の赤字→2億1000万円の赤字(前年同期は2億7300万円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。
 上期赤字拡大に伴い、通期の連結経常損益も従来予想の1億5000万円の黒字→2000万円の黒字(前期は4億3400万円の赤字)に86.7%下方修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1)2021年3月期第2四半期(累計)連結業績予想の修正理由 当第2四半期(累計)連結業績は、無線LAN新規格Wi-Fi6、第5世代(5G)移動通信システム市場の拡大による積層誘電体フィルタの売上増や、5G対応スマートフォンの新機種への採用、テレワーク増加に伴うパソコン、タブレットの需要増によりヒューズ用厚膜印刷基板の売上が増加したものの、新型コロナウイルス感染症の影響による車載用厚膜印刷基板、電磁波ノイズ測定の売上減や物流コスト上昇が想定以上に大きく、前回予想を下回る見通しです。 新型コロナウイルス感染症の影響により世界的に自動車販売が落ち込み、車載用厚膜印刷基板は売上が減少しました。電磁波ノイズ測定は、国や自治体の緊急事態宣言などに伴う移動制限や自粛要請により、顧客工場などでのノイズ測定が行えず売上が減少しました。物流コストは、航空輸送需要減少に伴う国際線の大幅な減便により値上がりしたため、主にノイズフィルタを製造するマレーシアの連結子会社から日本への製品輸送コストが増加しました。 これらの状況により、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益いずれも前回予想を下回る見通しです。(2)2021年3月期通期連結業績予想の修正理由 通期連結業績予想は、主に最近の業績動向と新型コロナウイルス感染症の影響などを踏まえ、併せて修正しました。(注記) 業績予想は、現時点で得られた情報にもとづいて算定していますが、多分に不確定な要素を含んでいます。従いまして、実際の業績は、業況の変化などにより業績予想と乖離する結果となりうることをご承知おき下さい。
配信元: 株探

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