三井金属(5706)25日移動平均線を割り込み調整含み、ただし2400円付近は押し目好機とみる◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2020/10/05 08:26

25日移動平均線を割り込み調整含み、ただし2400円付近は押し目好機とみる

【事業内容】
 非鉄金属の大手でエレクトロニクス分野における機能材料を広範にわたって手がける。銅箔では世界トップクラスで、自動車部品や半導体材料、フラットパネルなど高付加価値製品の製造においては欠かせない存在感を示す。

【業績面】
 業績面においては8/7に第1Q決算発表を行い、売上高は20.2%減収、営業利益は赤字転落で着地。機能材料は銅箔や電子材料用金属粉は堅調だったが、前期から続く自動車市況の低迷が大きく響き自動車部品が収益を押し下げた。しかし、金属価格が底入れしてきたことやインジウムの在庫調整が一巡してきたことなどをうけて上期業績を上方修正している。

【株価動向】
 株価は3/23に安値1511円まで下落前からわずか1か月の間に半値水準となり、その後は市場全体の回復とともに200日移動平均線までの戻りを試した。上記1Q決算発表後は上方修正好感などの動きから上値抵抗をブレイクして2800円手前まで値戻ししたが、ここで上値いっぱいとなって失速。足元では決算発表前の水準に往って来いの動きだが、調整一巡後は再び反発が見込めるだけに押し目として積極的に下値を拾っていきたい。

配信元: 達人の予想

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