堺化学、非開示だった今期経常は79％減益、未定だった配当は10円減配

　堺化学工業 <4078> が9月24日後場(14:20)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比78.6％減の9億円に落ち込む見通しと発表した。
　同時に、非開示だった21年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は連結経常利益が前年同期比58.0％減の8億円に落ち込む見通しと発表した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を15円(前年同期は20円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も15円実施する方針とした。年間配当は前期比10円減の30円に減配となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社では8月7日時点で、新型コロナウイルス感染症の拡大が当社グループに与える影響を、現時点では合理的に把握することが困難であるため、未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報や予測等に基づいて算定しましたのでここに公表するものです。 　化学事業におきましては、有機化成品に堅調さがみられるものの、新型コロナウイルス感染症の拡大による経済低迷の影響から住宅や自動車向けなどが低調に推移する状況が継続すると見込まれること、また、医療事業におきましては、医療機関が新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う対応を優先したことから、前年並みには業績は回復しないと見込まれることから記載の業績予想を算定しております。　なお、本業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報及び合理的であると判断される一定の前提に基づくものであり、今後の新型コロナウイルス感染症の収束時期や影響範囲など様々な要因により、実際の業績は本予想と大きく異なる可能性があります。修正が必要となった場合は速やかに公表いたします。

　　従来、2021年３月期の配当予想につきましては未定としておりましたが、今回の2021年３月期連結業績予想を勘案し、年間配当予想を１株当たり30円（中間15円、期末15円）といたします。