ジーフット、非開示だった今期最終は赤字拡大、未定だった配当は無配転落

　ジーフット <2686> が8月19日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年2月期の業績予想は連結最終損益が72.5億円の赤字(前期は44.5億円の赤字)に赤字幅が拡大する見通しと発表した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を見送るとし、従来未定としていた下期配当も見送る方針とした。年間配当は無配転落(前期は10円)となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2021年２月期通期連結業績予想につきましては、2020年４月10日の決算発表時において、新型コロナウイルス感染拡大の影響により先行きが不透明な状況であり、合理的な業績予想の算定が困難であったことから未定としておりましたが、現時点での入手可能な情報に基づいて通期連結業績予想を公表いたします。今回の通期連結業績予想は、新型コロナウイルス感染症の影響が2021年２月期末までは縮小しながらも継続すると想定しておりますが、７月後半からのコロナウイルス感染者の全国的な増加を受け、数値を的確に算出することが困難であることから予想値をレンジ形式で公表いたします。なお、実際の業績は感染拡大の収束状況、及びそれに伴う生活様式や消費動向の変化など様々な要因により予想と異なる結果となる可能性があります。

　当社は、株主の皆さまに対する利益還元を経営の重点施策の一つと認識しております。株主の皆さまへの適正な利益配分を実施するとともに、事業拡大や生産性向上を実現するための内部留保資金の確保を行い、企業競争力を高めることを基本方針としております。しかしながら、今回の通期連結業績予想を踏まえ、現時点においては事業継続のための運転資金を確保すると同時に、収益力の回復に向けた財務基盤の安定化が最重要課題であると考え、第２四半期末及び期末の配当予想を無配とさせていただきます。なお、株主優待制度の内容につきましては現状から変更はありません。※ 上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は様々な要因により予想と大きく異なる場合があります。