ATグループ、非開示だった今期経常は54%減益、未定だった配当は15円減配

配信元:株探
投稿:2020/08/07 15:10
 ATグループ <8293> [名証2] が8月7日後場(15:10)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は2.7億円の赤字(前年同期は33.1億円の黒字)に転落した。
 併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比53.6%減の51億円に落ち込む見通しを示した。
 同時に、非開示だった4-9月期(上期)の業績予想は連結経常利益が前年同期比80.3%減の15億円に落ち込む見通しを示した。

 業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を5円(前年同期は20円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も20円実施する方針とした。年間配当は前期比15円減の25円に減配となる。

 直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の1.6%→-2.2%に大幅悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (3) 業績予想について 2021年3月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルスの感染が拡大し、連結業績に与える影響を合理的に算定することが困難であったことから未定としておりましたが、緊急事態宣言解除後、経済活動が徐々に再開し始めていることから、業績予想を上記のとおり策定し公表いたします。  第2四半期累計期間につきましては経済活動の自粛等により業績が低調に推移し、第3四半期以降につきましては主力事業である自動車販売等が回復していくものと見込んでおりますが、第2四半期累計期間の落ち込みが大きく、通期で減収減益を見込んでおります。  なお、新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、依然として不透明な部分もあり、連結業績予想に関し開示すべき重要な事象等が生じた場合には速やかに公表いたします。

 (2) 配当予想について 2021年3月期の配当予想につきましては、連結業績予想と同様に未定としておりましたが、上記業績予想に基づき、配当予想を公表いたします。 当社は、株主の皆さまへの利益還元を重要な経営課題のひとつととらえ、長期安定的な配当継続をその基本とし、連結業績、財政状態及び配当性向等を総合的に勘案するとともに、将来の事業展開と経営体質強化のために必要な内部留保を確保しつつ配当を実施しております。  2021年3月期の配当予想につきましては、上記のような厳しい業績見通しではありますが、配当政策に関する当社の基本方針などを総合的に勘案し、中間配当を15円減配の1株当たり5円、期末配当は前期と同額の1株当たり20円とし、年間配当予想は1株当たり25円といたします。
配信元: 株探

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