<動意株・7日>(大引け)=飯野海、LTS、新日本科学など

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/08/07 15:07
<動意株・7日>(大引け)=飯野海、LTS、新日本科学など  飯野海運<9119.T>=後場一段高。同社はきょう午後2時頃に、21年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益見通しは前期比13.2%増の45億円(従来予想は38億円)に上方修正した。売上高予想は同2.4%減の870億円(従来予想は880億円)に変更した。新型コロナウイルスの影響から売上高については慎重にみているが、足もとの海運市況が当初の想定に比べて高水準で推移していることが利益改善につながるとしている。

 エル・ティー・エス<6560.T>=一時ストップ高。同社はきょう午後1時頃に、20年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比85.8%増の2億5500万円となり、通期計画4億円に対する進捗率は63.8%となった。売上高は同64.1%増の26億7600万円で着地。コンサルティング案件の受注が堅調に推移したほか、テクノロジー企業を中心とした外部企業との連携を強化し、デジタルトランスフォーメーション(DX)案件を中心に提供サービスを拡大したことで、主力のプロフェッショナルサービス事業が大きく伸びた。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

 新日本科学<2395.T>=後場上げ幅拡大。この日正午ごろに発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高31億7300万円(前年同期比16.2%増)、営業利益4億4700万円(同63.7%増)、最終利益6億4300万円(前年同期4100万円の赤字)と大幅営業増益となったことが好感されている。主力のCRO(受託研究機関)事業が、豊富な受注残高を背景に稼働状況が堅調に推移し、内部業務プロセスのイノベーションと経費節減を合わせ、高い利益率を維持したことが寄与した。なお、21年3月期通期業績予想は、売上高148億800万円(前期比1.7%増)、営業利益18億円(同19.2%減)、最終利益18億円(同29.4%減)の従来見通しを据え置いている。

 KLab<3656.T>=急騰、一気に年初来高値を更新。6日の取引終了後、「ジョジョの奇妙な冒険」アニメーションシリーズの中国大陸および台湾、香港、マカオ地域におけるモバイルオンラインゲーム配信権を取得したと発表しており、物色の矛先が向かった。同タイトルは、中国の盛趣遊戯(せいしゅゆうぎ)と提携し提供するもので、簡体字版と繁体字版を開発及び配信するという。なお、中国大陸向け「ジョジョの奇妙な冒険」アニメーションシリーズのモバイルオンラインゲームは、同作が初となるという。

 日本電子材料<6855.T>=ストップ高。6日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4~6月)の連結経常利益は前年同期比8.2倍の7億5800万円に急拡大しており、これを好感する買いが入っている。売上高は前年同期比31.2%増の41億8800万円に膨らんだ。サーバーやパソコン向けに需要が拡大したメモリーIC向け半導体検査用部品の販売が大きく伸びた。併せて、未定としていた通期の同利益は前期比2.2倍の22億円に拡大する見通しを示した。データセンター関連投資の拡大を背景にメモリーIC向けを中心に底堅い需要を見込む。好調な業績を踏まえ、今期の年間配当は前期比1円増の14円を実施する方針としている。

 高田工業所<1966.T>=急伸。総合プラントメーカーで、鉄鋼や化学だけでなくエレクトロニクス分野でも高い技術を有し、セラミック基板、ガラス基板など難切材の高速切断を可能とする超音波カッティング装置や化合物半導体向けウエット処理装置などで実績が高い。同社が6日取引終了後に発表した20年4~6月期決算は売上高減収ながら、営業利益が前年同期比34%増の5億8700万円と急拡大した。工事運営の効率化を行うなど工事原価の低減に努め利益採算を大きく改善させた。これを評価する買いが集中した。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
1,668.0
(04/19)
-26.0
(-1.53%)
1,423.0
(04/19)
-60.0
(-4.04%)
253.0
(04/19)
-7.0
(-2.69%)
2,320.0
(04/19)
+23.0
(+1.00%)
2,478.0
(04/19)
-132.0
(-5.05%)
1,216.0
(04/19)
-6.0
(-0.49%)