GMB、非開示だった今期経常は赤字拡大、未定だった上期配当は無配転落

配信元:株探
投稿:2020/08/03 15:30
 GMB <7214> が8月3日大引け後(15:30)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は0.3億円の赤字(前年同期は0.6億円の黒字)に転落した。
 併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常損益が13億円の赤字(前期は3.1億円の赤字)に赤字幅が拡大する見通しを示した。

 業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を見送る方針とした。下期配当は引き続き未定とした。

 直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の0.8%→-0.6%に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2021年3月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウィルス感染症の感染が拡大するなか、業績予想を合理的に算定することが困難であることから「未定」としておりましたが、世界各地で経済活動が段階的に再開しており、当社製品の需要動向にも底打ち感がみられることから、現時点で入手可能な情報や予測をもとに算定し、上記のとおり公表いたします。依然として新型コロナウィルス感染症の更なる拡大や収束時期が見通せないものの、当第2四半期(在外連結子会社においては2020年4~6月)を底に段階的に需要が回復するという前提のもと、最適な生産体制をめざし、生産性の改善やコスト削減などに努めてまいります。しかしながら、売上減少の影響は大きく、利益面でも厳しい結果となる見込みであります。なお、上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。

 当社は、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続して実施していくことを基本方針としております。しかしながら、新型コロナウィルス感染症の拡大による業績への影響や財務状況を総合的に勘案し、中間配当を見合わせる予定といたしました。また、期末配当金につきましても、先行きが不透明であることから、現時点で「未定」とさせていただきます。
配信元: 株探

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