菱電商、上期経常を5倍上方修正

配信元:株探
投稿:2020/07/31 11:00
 菱電商事 <8084> が7月31日午前(11:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比39.5%減の6.6億円に落ち込んだ。
 しかしながら、併せて4-9月期(上期)の同利益を従来予想の2億円→10億円(前年同期は28.4億円)に5.0倍上方修正し、減益率が93.0%減→64.9%減に縮小する見通しとなった。
 なお、通期の経常利益は従来予想の31億円(前期は57.5億円)を据え置いた。

 直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の1.7%→1.2%に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社は、当第2四半期連結累計期間において、自動車関連市場及び産業機器関連市場が新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受け、市況回復は下期にずれ込むと仮定し、2020年度の業績見通しを策定いたしました。しかしながら、第2四半期連結累計期間につきましては、基幹中核事業の冷熱システム及びエレクトロニクスにおいて、当初の想定よりも一定の需要が継続したことに加え、成長事業と位置づけるスマートアグリ事業での取り組み等が成果をあげ始めていることから、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益がいずれも期初予想を上回る見込みとなったため、業績予想を修正することといたしました。 2021年3月期通期の連結業績予想に関しましては、経済活動の再開に伴い、市況は段階的に回復していくものとみられますが、新型コロナウイルス感染症の収束時期の見通しは不透明な状況であることから、2020年5月11日に公表した予想を据え置いております。 なお、新型コロナウイルス感染症による業績への影響については注視を続け、今後、業績予想の修正が必要と判断される場合には、速やかに公表いたします。(注)上記の予想につきましては、現時点における入手可能な情報に基づいており、実際の業績は、様々な要因により予想値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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