NY株式市場(14日)FOMCメンバーの講演が相次ぐ–ロビンフッター勢の投資余力に注目
14日のニューヨーク株式市場でダウ平均は強含みで取引が始まりそうだ。前日の午後に急落した反動から、まずは押し目買いが優勢で寄り付きを迎えそうだ。
アメリカ株式市場では主力企業の決算発表が本格化している。主力企業の先陣を切った銀行大手JPモルガン・チェースが取引開始前に発表した4–6月期決算は投資部門の収益が好調だったことからEPS・売上高ともにアナリスト予想を上回った。プレマーケットでの株価の反応は良好で、アメリカの主力企業の決算発表はまずまずのスタートとなりそうだ。
同時に今月28日からのFOMCを前にブラックアウト期間入りまで残り1週間だ。14日はブレイナードFRB理事やボスティックアトランタ連銀総裁、ブラードセントルイス連銀総裁による講演が相次ぐ。フォワードガイダンスへの言及などFOMCへの地ならし的な発言には注目が集まりそうだ。
いわゆるロビンフッター勢が参入しているテスラを始め時価総額上位銘柄中心に14日のアメリカ株式市場では、急落直後の押し目買い意欲が試されそうで、徐々に個別選別物色が進んでいくタイミングになるものと見ている。
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