工作機械業界動向 比較優位で注目
【受注回復機運】
中堅の工作機械メーカー。工作機械業界の受注動向は底打ち感も出始めている。同社の業種別受注先の受注額を見ると、前3月期実績で「自動車関連」が全体の62%を占める。トヨタ、SUBARU、デンソー、マツダ、ホンダ、ダイハツなどが納入先となっており、中国の自動車販売の回復が本物になれば、受注増の可能性大。
6月時点でまとめた同社の今3月期受注高見通しは96億8700万円。前期に比べ59.0%の伸び。前期実績が大きく落ち込んだ反動という面があるものの、今後、コロナ禍が収束に向かうようだと、実現可可能性が高まることになりそうです。
【テクニカル】
チャートは日足で7月6日から「五陽連」(5日連続陽線)。昨日は陰線となったものの、短・中期の波動リズムも注目される。連結PBRは0.46倍。PERは11.07倍。評価余地大の水準といえる。
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