アトムリビン、今期経常を一転7％減益に下方修正

　アトムリビンテック <3426> [ＪＱ] が6月10日大引け後(15:00)に業績修正を発表。20年6月期の経常利益(非連結)を従来予想の6.9億円→6.4億円(前期は6.8億円)に7.2％下方修正し、一転して6.8％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の経常利益も従来予想の2.3億円→1.8億円(前年同期は2.9億円)に21.3％減額し、減益率が20.1％減→37.1％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（１）売上高　当社の関連する住宅市場におきましては、消費増税後の住宅販売の低迷に加え、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、特に緊急事態宣言が発令された４月以降、住宅関連各社による一部資材の供給遅延や出荷停止、また建設現場関連での工事の中断など、建設需要の不振が顕著に現れ、大手需要家向けを中心とした商品の出荷が減少傾向に転じたために、前回予想を下回る見込みであります。（２）営業利益・経常利益・当期純利益　利益面につきましては、販売費及び一般管理費の圧縮など調整かつ管理可能な諸施策を講じておりますが、売上高の減少による影響をカバーするには至らず、前回予想を下回る見込みであります。（※）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。