ダウ平均は上げ一服 IT・ハイテク株には買いも=米国株序盤

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/06/04 23:04
NY株式4日(NY時間09:52)
ダウ平均   26218.28(-51.61 -0.20%)
ナスダック   9698.39(+15.48 +0.16%)
CME日経平均先物 22740(大証終比:+10 +0.04%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は4日ぶりに反落して始まっている。前日は500ドル超上昇し、経済再開への期待感が依然として強いことが示された。前日の上昇でダウ平均は2月以来の200日線を回復して来ているが、米中対立や感染第2波、抗議デモなどノイズも数多くある中で、更に上値を追って行けるのか判断の分岐点に差し掛かっている。

 取引開始前に米新規失業保険申請件数が発表になっていたが、3月中旬以来の200万件を下回る内容となった。ただ、市場の予想よりは高かったことからネガティブな反応になっているようだ。

 一方、ECB理事会の結果が発表され、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の購入規模を6000億ユーロ増加させ1.35兆ユーロまで拡大させた。予想以上の拡大。一方、プログラムの期限を少なくとも2021年6月まで延長している。こちらは予想よりも短い。PEPPの保有債券は少なくとも22年末まで再投資されるという。こちらはポジティブな反応を示している模様。

 前日まで上げを先導していた銀行や産業、エネルギーが利益確定売りに押されている。ただ、ボーイングや航空株は買いが継続。一方、IT・ハイテク株が買いの勢いを取り戻しており、ナスダックはプラスに転じている。

アルファベット(C) 1436.87(+0.49 +0.03%)
フェイスブック 231.37(+1.21 +0.53%)
ネットフリックス 428.00(+6.03 +1.43%)
テスラ 890.89(+7.93 +0.90%)
アマゾン 2506.54(+28.14 +1.14%)
エヌビディア 353.20(+2.58 +0.74%)
ツイッター 34.55(-0.34 -0.96%)

ダウ採用銘柄
J&J 148.09(-0.56 -0.38%)
P&G 118.51(-0.02 -0.02%)
ダウ・インク 41.67(+0.04 +0.10%)
ボーイング 179.64(+6.48 +4.23%) 
キャタピラー  125.75(-1.34 -1.09%) 
レイセオン  66.58(-0.89 -1.40%) 
ビザ 196.00(-0.87 -0.44%) 
ナイキ 103.42(-0.69 -0.68%)
ウォルグリーン 42.86(-0.72 -1.65%) 
3M 160.67(-0.54 -0.34%) 
エクソンモビル  48.38(-0.86 -1.82%) 
シェブロン 95.79(-1.39 -1.47%) 
コカコーラ 48.03(+0.13 +0.28%) 
ディズニー 122.67(+0.49 +0.41%) 
マクドナルド 191.87(-1.42 -0.76%) 
ウォルマート 123.63(+0.16 +0.13%)
ホームデポ 251.86(+0.86 +0.34%)
JPモルガン 103.38(-0.89 -0.90%)
トラベラーズ  114.06(-0.41 -0.37%)
ゴールドマン  209.46(-1.11 -0.54%)
アメックス 104.80(-0.60 -0.61%) 
ユナイテッドヘルス 303.25(-2.10 -0.69%)
IBM 127.45(-1.60 -1.27%)
アップル  325.36(+0.24 +0.07%)
ベライゾン 56.73(-0.10 -0.18%)
マイクロソフト  185.59(+0.23 +0.12%)
インテル 62.46(+0.53 +0.85%)
ファイザー 36.14(-0.02 -0.06%)
メルク 82.06(0.00 0.00%)
シスコシステムズ 46.84(-0.10 -0.21%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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