午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利0.010%に上昇

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/06/03 17:37
 3日の債券市場で、先物中心限月6月限は反落。日経平均株価が一時500円近く上昇したことなどが影響し、相対的に安全資産とされる債券は売りが優勢だった。

 2日の海外市場では、経済活動再開による景気底入れ期待などを背景にリスク資産を選好する動きが活発化。欧米株式相場や原油先物相場が上昇したほか、外為市場ではドル高・円安が進行。一方で、米長期債相場は続落し、この流れが東京市場に波及した。また、この日は日銀の国債買いオペが実施され、「残存期間3年超5年以下」の応札倍率が前回をやや上回り、中期ゾーンの売り圧力の強さが意識されたことも債券売りにつながったもよう。あす4日の30年債入札を控えてポジション調整売りが出やすかったこともあり、債券先物は午後に入ってやや下げ幅を広げた。

 先物6月限の終値は前日比14銭安の152円05銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%上昇の0.010%だった。

出所:MINKABU PRESS
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