ピーバンドットコム(3559)緩やかな反発基調は継続で一段高に期待◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2020/06/02 08:41

緩やかな反発基調は継続で一段高に期待

 試作用プリント基板の設計・製造を行っており、ネット通販「P板.COM」を中心とした“GUGENプラットフォーム”を運営する。電子部品の調達や電子部品の実装、特殊部品にも対応する柔軟性が魅力。少量多品種から多数ロットにまで対応し、5Gインフラへのハーネス加工やプリント基板の製造だけでなく筐体製造までもこなす大手メーカーにとっての万屋的存在。切削加工や射出成形まで手がけ、取引実績は数万社にものぼる。

 業績面においては5/13に前期本決算発表を行い、売上高は前々期比1.3%増収、営業利益は同16.8%減益となり、期末1-3月の下振れが響いた。しかし、ユーザー登録数は順調に伸びて業績は拡大傾向にあり、今期はわずかながら増収増益の計画を打ち出しており、今後、次世代基板の耐熱性や多層性に対応を拡充し、市場シェア別には大きな伸びしろを秘めていることも考えれば有望視できるだろう。

 株価は3/13に安値649円をつけて緩やかに上昇基調を辿っているが、昨年末の株価水準からみると戻り余地も大きい。昨日の半導体関連株が一斉高したことをふまえると出遅れの水準訂正も手伝って当面は戻りを強める動きが期待できそう。

配信元: 達人の予想

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