アズビル(6845)休養十分から再度上値を試す展開を予想◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2020/05/28 08:29

休養十分から再度上値を試す展開を予想

【事業内容】
 制御・自動化機器を手がけており、ビル・建物向けに空調制御やセキュリティ製品、工場・プラント向けなどに運転監視・制御システムや計測器、センサー製品などを提供する。運転支援自動化パッケージや高度制御、予測制御といった様々なソリューションで高いシェアを誇る。IoT・ビッグデータの最新技術をものづくりの現場に導入し、エネルギーマネジメントでは企業の収益改善や環境対策に貢献する。

【業績面】
 業績面においては5/20に前期本決算を発表し、売上高は前々期比わずか1.0%減収となったが、利益面はそれぞれ計画を達成して微増益で着地、過去最高益を更新した。今期ガイダンスは新型コロナウイルス感染拡大の影響から非開示としているが、ビルディング、製造現場、生活インフラいずれの分野においても維持管理が不可欠であることやオートメーション化の流れをかえって加速させる転機とも捉えられ、比較的堅調な推移が見込まれる。

【株価動向】
 株価は3/13安値2215円をつけた後は鋭い切り返しを見せたが、戻り一巡後はおよそ2か月に渡って保ち合いが続いている。足元の決算発表後に再度200日移動平均線を試す動きがみられたが打ち返されており、モメンタムは低下傾向にある。しかし市場全体が上向く中で出来高の推移は膨らみ始めており、ここから上値を試すにあたり現在の水準は仕込み場とみておいてよさそうだ。

配信元: 達人の予想

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