ダウ平均は続落して始まる 香港情勢への懸念 モデルナが反発=米国株序盤

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/05/22 22:53
NY株式22日(NY時間09:42)
ダウ平均   24355.16(-118.96 -0.48%)
ナスダック   9250.09(-34.79 -0.37%)
CME日経平均先物 20520(大証終比:+160 +0.78%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は続落して始まっている。明日からの3連休を控えて、今週の上げのポジション調整が出ている模様。そのような中で米中対立への懸念が強まっており、今週前半に見られた経済再開への期待感に伴う買いは一服している。

 中国ではきょうから全国人民代表大会(全人代)が始まっているが、李克強首相は、新型ウイルスの情報を中国が隠蔽したとするトランプ政権に反論したほか、香港で国家安全を維持するための国家安全法案を提議した。

 報道では国家安全法は5月28日に採決が行われる見通しのようだが、国家安全法が成立すれば、香港のデモを抑制する中国政府の取り組みが大幅に強化される。

 この動きを米国がけん制しようとしており、トランプ大統領は「香港に関して適切な時期に声明を発表する」と述べていたほか、米上院議員らが香港を巡り中国に制裁を科す法案を提出するとも伝わっている。香港を巡って米中対立が更にエスカレートするようであれば、株式市場もネガティブな反応が警戒される。

 一方、経済再開への期待は根強く、先行きは不透明ながらも、いまのところ感染第2波までは確認されてはおらず、市場には楽観的なムードは温存されている。下値での押し目買いが入るか注目される。

 ここ数日、利益確定売りに押されていたワクチン開発のモデルナが反発。米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が同社の開発する新型ウイルス向けのワクチンに楽観的な見方を示したことが買い手掛かりとなっている模様。

モデルナ 69.88(+2.83 +4.22%)

アルファベット(C) 1396.89(-5.91 -0.42%)
フェイスブック 229.72(-1.67 -0.72%)
ネットフリックス 433.72(-2.53 -0.58%)
テスラ 817.61(-9.99 -1.21%)
アマゾン 2445.83(-0.91 -0.04%)
エヌビディア 353.25(+2.24 +0.64%)
ツイッター 32.46(+0.12 +0.38%)

ダウ採用銘柄
J&J 144.57(-1.13 -0.77%)
P&G 112.44(+0.82 +0.72%)
ダウ・インク 35.49(-0.33 -0.91%)
ボーイング 137.84(-1.16 -0.87%) 
キャタピラー  112.12(-1.94 -1.68%) 
レイセオン  60.13(+0.03 +0.05%) 
ビザ 190.61(-0.01 -0.01%) 
ナイキ 93.96(-0.30 -0.32%)
ウォルグリーン 39.85(+0.15 +0.37%) 
3M 145.41(-0.40 -0.27%) 
エクソンモビル  43.70(-0.86 -1.90%) 
シェブロン 90.26(-1.78 -1.91%) 
コカコーラ 45.01(-0.16 -0.35%) 
ディズニー 117.52(-0.31 -0.26%) 
マクドナルド 183.99(-1.09 -0.59%) 
ウォルマート 124.59(-0.40 -0.32%)
ホームデポ 239.78(-1.10 -0.46%)
JPモルガン 89.55(-0.62 -0.68%)
トラベラーズ  99.11(-0.06 -0.06%)
ゴールドマン  179.82(-0.28 -0.15%)
アメックス 89.25(-0.58 -0.64%) 
ユナイテッドヘルス 285.13(-1.78 -0.62%)
IBM 118.43(-0.69 -0.57%)
アップル  315.93(-0.92 -0.29%)
ベライゾン 53.89(-0.09 -0.16%)
マイクロソフト  183.30(-0.13 -0.07%)
インテル 61.77(-0.21 -0.33%)
ファイザー 37.15(-0.11 -0.29%)
メルク 76.51(-0.04 -0.05%)
シスコシステムズ 44.23(-0.41 -0.90%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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