テックファム大幅４日続落、新型コロナ影響大きく２０年６月期業績予想を下方修正

　テックファームホールディングス<3625.T>が大幅安で４日続落している。前週末１５日の取引終了後、２０年６月期の連結業績予想について、売上高を８０億円から６２億円（前期比６．０％減）へ、営業利益を８億円から１億円（同８６．１％減）へ、最終利益を４億３０００万円から４５００万円（同１６００万円の赤字）へ下方修正したことが嫌気されている。

　新型コロナウイルス感染拡大の影響により、自動車アフターマーケット事業で顧客訪問の制限による商談・納品設定作業の延期や、取引先リース会社の営業自粛による契約・与信審査の遅れなどがあり、販売が減少することが見込まれるという。また、ＩＣＴソリューション事業でエンタメ・スポーツ分野を中心に大型案件の中止や延期、４月以降開始する新規案件の縮小や延期も見込まれることなどによる影響も想定されるとしている。

　なお、第３四半期累計（１９年７月～２０年３月）決算は、売上高４６億７２００万円（前年同期比１．９％減）、営業利益６６００万円（同８５．６％減）、最終利益４７００万円（同９２．１％減）だった。

出所：MINKABU PRESS