日シス技術、前期最終を一転赤字に下方修正

　日本システム技術 <4323> が5月14日大引け後(15:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結最終損益を従来予想の0.1億円の黒字→0.3億円の赤字(前の期は3.1億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。ただ、通期の連結経常利益は従来予想の9.5億円→10.1億円(前の期は8.6億円)に6.8％上方修正し、増益率が9.7％増→17.2％増に拡大し、従来の12期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の5.6億円→5.2億円(前年同期は1.4億円)に8.3％減額し、増益率が4.0倍→3.7倍に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　直近の予想に対し、売上高はほぼ乖離なく推移し、営業利益及び経常利益は若干上回る見通しであります。一方、親会社株主に帰属する当期純利益については法人税額の特別控除額の減少による法人税等の増加により予想を若干下回ることが見込まれることから、業績予想を修正するものであります。（注）上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成しております。実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。