三共興、前期経常を73％下方修正

　三共生興 <8018> が4月30日大引け後(16:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の20億円→5.5億円(前の期は24.1億円)に72.5％下方修正し、減益率が17.2％減→77.2％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の9.4億円の黒字→5億円の赤字(前年同期は12.7億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第４四半期において、中国、香港などのアジア地域から端を発した、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、感染防止のための外出自粛などが「DAKS」「LEONARD」ブランドの店舗販売に影響し、減収となる見込みとなりました。今後の販売戦略を検討するにあたり、当該感染症の終息は不透明であり、大幅な需要減少も想定されることから、高額家賃の不採算店舗からの撤退や徹底した商品在庫の圧縮などの抜本的な事業構造改革に着手し、営業利益以下の利益を大幅に減少させることになりました。　以上により、売上高から営業利益以下各利益が前回発表予想を下回る見込みとなりましたので、上記の通り連結業績予想を修正致します。※上記の業績予想は、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、様々な要因により予想数値と異なる結果となる可能性があります。