ＫＮＴＣＴが大幅反落、２０年３月期業績予想を営業赤字に下方修正

　ＫＮＴ－ＣＴホールディングス<9726.T>が大幅反落している。２４日の取引終了後、２０年３月期の連結業績予想について、売上高を４２２５億円から３９００億円（前期比５．３％減）へ、営業損益を３５億円の黒字から３３億円の赤字（前期２５億３２００万円の黒字）へ、最終損益を２０億円の黒字から９８億９０００万円（同１２億７９００万円の黒字）へ下方修正したことが嫌気されている。

　１月下旬以降、新型コロナウイルスによる感染症が国内外で拡大し国内、海外の個人旅行、団体旅行ともにキャンセルや旅行の出控えが相次ぎ、売上高が大幅に減少したことが要因。また、これに伴いソフトウェアの一部について減損損失を計上するほか、繰延税金資産を取り崩し法人税等調整額を計上することなども影響するとしている。

　同時に、従来未定としていた期末配当を無配にすると発表した。年間でも無配となる予定だ。

出所：MINKABU PRESS