ニッチツ、今期最終を一転赤字に下方修正、配当は30円を未定に変更

　ニッチツ <7021> [東証２] が3月19日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結最終損益を従来予想の9000万円の黒字→1000万円の赤字(前期は5500万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の7300万円の黒字→2700万円の赤字(前年同期は4400万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　同時に、従来30円を計画していた今期の年間配当を未定に変更した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2020年３月期の通期の連結業績予想につきましては、資源関連事業にかかる結晶質石灰石部門において台風19号の災害により操業停止を余儀なくされたこと、同じくハイシリカ（精製珪石粉等）部門において光学関連及び液晶関連の売上が低調だったことに加え、上記繰延税金資産の取崩により、法人税等調整額を計上する見込みであること、株式市場の株価下落の影響による投資有価証券評価損を特別損失として計上することが見込まれていること等を勘案し、2019年５月10日に公表いたしました業績予想を修正するものであります。

　　2020年３月期の期末配当予想につきましては、1株当たり15円と発表しておりましたが、上記業績予想の修正に加え、株式市場の変動により投資有価証券評価損が変動することが見込まれることを勘案し、現時点では未定とし、決定次第お知らせいたします。※上記の業績予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。