FRB緊急利下げでドル下落
米連邦準備制度理事会(FRB)は本日早朝に100bpの緊急利下げを発表。政策金利であるFFレートの誘導目標を0.00-0.25%に引き下げた。日銀はこれに先立ちFRBや欧州中銀(ECB)など主要6中銀が協調して米ドルの流動性供給を拡充すると発表。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、信用不安を未然に防ごうという各国当局の強い意志が感じられる。
もっとも、これらの緊急措置に対して米国株先物が急落するなど、市場では依然として不透明感の方が強い模様。先週末に108円台を回復していたドル/円も、一時105円台に下落する場面があった。各国当局の措置は中期的には市場の安定に繋がると見るが、市場がこれらを消化するには時間を要しそうだ。FRBのゼロ金利復活と米ドルの大量供給はドル安要因となる半面、市場の混乱が収まらなければ円高に振れやすくなる。ドル/円は荒い値動きが続く公算が大きく、続落を警戒すべき局面であろう。
もっとも、これらの緊急措置に対して米国株先物が急落するなど、市場では依然として不透明感の方が強い模様。先週末に108円台を回復していたドル/円も、一時105円台に下落する場面があった。各国当局の措置は中期的には市場の安定に繋がると見るが、市場がこれらを消化するには時間を要しそうだ。FRBのゼロ金利復活と米ドルの大量供給はドル安要因となる半面、市場の混乱が収まらなければ円高に振れやすくなる。ドル/円は荒い値動きが続く公算が大きく、続落を警戒すべき局面であろう。