ドル/円、揺り戻しの揺り戻しを警戒
昨日のドル/円は、終値ベースで約3.1%上昇。新型コロナウイルスの経済への影響緩和に向けて各国政府が景気刺激策を講じるとの期待が高まった。株安・原油安・円高という前日の流れが急激に反転した格好で、ドル/円も前日の下落を埋めてさらに上伸。102円台前半から105円台後半まで一気に4円近く反発した。こうした中、市場心理の悪化はひとまず止まったと見るが、新型ウイルスの感染拡大は止まっていないだけに市場混乱警戒モードは維持したい。ドル/円は昨日の上げ幅の半値押し水準でもある104.00円前後までの「揺り戻しの揺り戻し」を警戒。足元の乱高下で上値も相応に軽くなっていようが、105円台後半から106円台前半にかけては戻り売りが増えそうだ。