米国の追加利下げと円高にリスクがある
■米国の追加利下げと円高にリスクがある
今週は、米国での新型コロナ問題の拡大を受け、NY市場に不安心理が拡大する恐れがある。このことは、東京市場にもマイナスの影響を及ぼすだろう。NY市場の不安心理を緩和するためにFRBが追加利下げに動けば、NY株式市場は下がりにくくなるものの、ドル円は105円を割り、円高が東京株式市場を、戻りにくくさせる可能性がある。そのうえで、13日に迎えるSQは、より機関投資家の足下を揺らがす。
日経平均株価は、20000円を割る展開が考えられるが、そこが短期的にも中期的にも一旦は買うチャンスになるだろう。金曜日の寄付き(SQ)が終われば、株式市場が一旦は戻りに入りやすくなる。翌週には日銀政策会合があり、NY追加利下げ、円高、株式市場下落という条件が揃えば、日銀はなんらかの政策を実施せざるを得ない。
■日経平均株価は長期的なボックス圏の底値近くにある
日経平均は、長期的に見れば、バブル崩壊後の半値戻りを達成後、19000円~24000円のボックス圏の移動を26か月間にわたり推移している。過去の事例から考えると、こういった中期的なボックスが40か月間程度は続いており、これを参考にすれば、来年の5月頃まで、このボックスは続くことになる。もちろん大きな材料が出れば、その前に上下どちらかに放れることも考えられる。しかし、現時点では新型ウイルス問題が、経済社会の構造的な問題ではない、という認識は依然強く、投資家は、短期的な影響への懸念に留まっている。この問題が構造的な大きな変化をもたらさなければ、早晩株価は戻りに入るはずだ。19000円~20000円のゾーンは、上に切り返すには良い価格帯だと言える。そのタイミングは、週末までのどこかに来る可能性がある。
今週は、米国での新型コロナ問題の拡大を受け、NY市場に不安心理が拡大する恐れがある。このことは、東京市場にもマイナスの影響を及ぼすだろう。NY市場の不安心理を緩和するためにFRBが追加利下げに動けば、NY株式市場は下がりにくくなるものの、ドル円は105円を割り、円高が東京株式市場を、戻りにくくさせる可能性がある。そのうえで、13日に迎えるSQは、より機関投資家の足下を揺らがす。
日経平均株価は、20000円を割る展開が考えられるが、そこが短期的にも中期的にも一旦は買うチャンスになるだろう。金曜日の寄付き(SQ)が終われば、株式市場が一旦は戻りに入りやすくなる。翌週には日銀政策会合があり、NY追加利下げ、円高、株式市場下落という条件が揃えば、日銀はなんらかの政策を実施せざるを得ない。
■日経平均株価は長期的なボックス圏の底値近くにある
日経平均は、長期的に見れば、バブル崩壊後の半値戻りを達成後、19000円~24000円のボックス圏の移動を26か月間にわたり推移している。過去の事例から考えると、こういった中期的なボックスが40か月間程度は続いており、これを参考にすれば、来年の5月頃まで、このボックスは続くことになる。もちろん大きな材料が出れば、その前に上下どちらかに放れることも考えられる。しかし、現時点では新型ウイルス問題が、経済社会の構造的な問題ではない、という認識は依然強く、投資家は、短期的な影響への懸念に留まっている。この問題が構造的な大きな変化をもたらさなければ、早晩株価は戻りに入るはずだ。19000円~20000円のゾーンは、上に切り返すには良い価格帯だと言える。そのタイミングは、週末までのどこかに来る可能性がある。