ドル/円、株安警戒モード
昨日のドル/円は新型コロナウイルスを巡る懸念が強まる中、NY市場終盤に今月10日以来の安値となる109.61円前後まで下落。世界的な株安の流れが止まらず、NYダウ平均は1200ドル近く値を下げて過去最大の下げ幅を記録した。ドル/円は、今朝の取引開始直後に一時109.30円台まで下落しており、下値支持と見られていた週足の一目均衡表の雲上限や13週移動平均線が位置する109円台半ばを下抜けた。週末を控えて主要国株価の続落リスクが警戒される中、ドル/円は本日も下値を探る展開になりやすいと見る。下値メドは心理的節目の109.00円および、26週移動平均線が通る108.86円前後となろう。仮に株価が下げ止まればドル/円も持ち直しが見込めるが、地合い的に積極的な買いは期待しづらく、110円台に乗せれば戻り売りが強まりそうだ。