新田ゼラチン、今期経常を14％上方修正

　新田ゼラチン <4977> が2月10日大引け後(15:10)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.3倍の15.8億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の14億円→16億円(前期は8.2億円)に14.3％上方修正し、増益率が69.1％増→93.2％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4.1億円→6.1億円(前年同期は2.3億円)に47.7％増額し、増益率が79.8％増→2.7倍に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は6億円の黒字(前年同期は1.2億円の赤字)に浮上し、売上営業利益率は前年同期の1.0％→6.9％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高は、第３四半期累計期間までヘルスサポートが堅調に推移したものの、国内は消費増税に伴う駆け込み需要の反動減や、中国での新型肺炎感染拡大によるインバウンドへの影響等を踏まえ、フードソリューション及びヘルスサポートにおいて販売が低調に推移することが予測されるため、前回発表予想を下回る見込みとなりました。一方、生産性向上やコストダウンに努めたことにより、営業利益、経常利益は、前回発表予想を上回る見込みとなりました。注）本資料に記載の予想数値は、発表日現在入手可能な情報に基づき作成しております。実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。