医学生物が一時Ｓ安、第３四半期業績好調も利益確定が膨らむ

　医学生物学研究所<4557.T>は一時ストップ安の４１０５円に売られた。２８日の取引終了後に発表された第３四半期累計（４～１２月）連結決算では、売上高６８億５１００万円（前年同期比１３．７％増）、営業利益１１億６６００万円（同３．６倍）、純利益９億３７００万円（同６．３倍）と好調だった。ただ、好決算期待で株価が前日まで３日続伸したこともあり、この日は利益確定売りが膨らんでいるようだ。

　主力の免疫・血清学検査試薬は、国内市場で自己免疫疾患検査試薬やがん関連試薬、中国市場で企業向けマテリアルの売上高が伸長した。また、遺伝子検査試薬も昨年度発売した新製品２品目とも販売が好調に推移し業績拡大に寄与した。

　なお、２０年３月期通期業績見通しは、売上高９３億円（前期比１３．７％増）、営業利益１４億円（同２．９倍）、純利益１１億円（同３．５倍）の従来予想を据え置いている。

出所：MINKABU PRESS