肺炎対策関連株は高安入り乱れる状況に、利益確定売りと新規の買いが交錯◇
中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎に感染した患者数の拡大が勢いを増している。そのなか、東京株式市場でも肺炎対策関連銘柄に短期値幅取りを狙った資金が集結しているが、目先は利益確定の動きも顕在化、新規の買いと交錯して高安入り乱れる状況となっている。前日まで6日連続ストップ高をみせていた川本産業<3604.T>が最も強い動きで、きょうもストップ高カイ気配。また、前日まで4日連続ストップ高をみせていた中京医薬品<4558.T>も買いが続き、足もとはストップ高気配で張り付いている。このほか、重松製作所<7980.T>や興研<7963.T>が大幅続伸となっている。一方、大幸薬品<4574.T>、アゼアス<3161.T>、大木ヘルスケアホールディングス<3417.T>などは利食い優勢となり急反落となった。当該株のファンダメンタルズや取り扱っている商品で選別されているということではなく、株式需給面で明暗を分けている状況だが、一方通行の買いではなく全般的に値動きが荒くなっている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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