ドル/円、様子見モードへ
昨日のドル/円は、終値ベースで約0.3%下落。中国で発生した新型肺炎の感染拡大が懸念される中、リスク回避の円買いが強まり一時109.27円前後まで下値を切り下げた。その後は109円台半ばまで持ち直しているが、中国が本日から旧正月(春節)休みに入る事でさらなる感染拡大への警戒感が募る中、大幅な戻りは期待できそうにない。109円台後半の上値では戻り売りが待ち構えていると見られる。
もっとも、昨日の欧米株式市場はアジア市場に比べると底堅く推移した。世界保健機関(WHO)も「緊急事態」の宣言を見送り様子見姿勢を示した。現時点では、新型肺炎が世界経済に及ぼす負の影響を市場が過度に懸念しているようには見えない。そうした中ではドル/円の下押し圧力が著しく強まる事も考えにくく109円台は維持されよう。
もっとも、昨日の欧米株式市場はアジア市場に比べると底堅く推移した。世界保健機関(WHO)も「緊急事態」の宣言を見送り様子見姿勢を示した。現時点では、新型肺炎が世界経済に及ぼす負の影響を市場が過度に懸念しているようには見えない。そうした中ではドル/円の下押し圧力が著しく強まる事も考えにくく109円台は維持されよう。