鉄人化 Research Memo(8):減資及び剰余金の処分(欠損額の解消)を決議。配当復活に向けて大きな前進

配信元:フィスコ
投稿:2020/01/09 15:18
■株主還元

鉄人化計画<2404>の配当政策については、中長期的な配当性向20%を目安として、当期及び今後の業績や財政状況等を勘案し、継続的な配当実施を基本方針としている。ただ、2017年8月期以降、利益剰余金がマイナスの状況(繰越損失の計上)となっていることから、3期連続で配当見送りが続いている。2020年8月期についても現時点で配当の予定はないが、2019年11月26日付の株主総会において、資本金及び資本準備金の額の減少並びに剰余金の処分(利益剰余金欠損額の解消)を決議。財務体質の健全化と将来の配当や自己株取得等の株主還元策が実現できる状態にするとともに、今後の資本政策の柔軟性及び機動性を確保することを目的としている。したがって、復配への期待はもちろん、今後の利益成長(収益性の向上)に伴う増配の余地は大きいとみている。

また、株主優待制度については、1単元(100株)以上を保有する株主に対して、1)同社カラオケ店舗「会員カード」、2)「ご優待券(500円券)」(枚数は保有株数に応じる)、3)「スパークリングワインチケット1枚」(同社カラオケ店舗にて利用可)の3点すべてを贈呈する内容となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)


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