<動意株・26日>(前引け)=モルフォ、象印、フラクタル

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/12/26 11:36
<動意株・26日>(前引け)=モルフォ、象印、フラクタル  モルフォ<3653.T>=3日続伸。25日の取引終了後、セキュリティーシステムの開発を手掛けるセキュア(東京都新宿区)に出資したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回の出資は、モルフォの高性能な画像系人工知能(AI)技術をセキュアのセキュリティー製品に適用することで、高度化・多用途化するセキュリティーニーズへ対応する製品を連携して開発するのが狙い。なお、20年10月期業績への影響は軽微としている。

 象印マホービン<7965.T>=大幅高で年初来高値を更新。25日の取引終了後に発表した19年11月期連結決算で、営業利益は54億4400万円(前の期比12.9%減)と2ケタ減益となったものの、従来予想の53億円を上回ったことに加えて、20年11月期は同55億円(前期比1.0%増)と増益に転じる見通しであることが好感されている。国内外でステンレスマホービンが低調に推移したことに加えて、海外で景気が減速傾向となっている中国をはじめとして、全般的に売り上げが減少したことで減益を余儀なくされた。ただ、第3四半期に炊飯ジャーで「炎舞炊き」シリーズの小容量タイプを含む新製品を投入し、販売拡大に注力したことから、計画を上振れたようだ。なお、今期は国内外ともに積極的な販売促進活動を展開することで、売り上げ拡大を図り、国内の競争激化や海外の販売価格下落などの影響を吸収する見通しだ。

 FRACTALE<3750.T>=カイ気配。25日の取引終了後、子会社サイトリ・セラピューティクスが開発したセルーションセルセラピーキットについて、男性腹圧性尿失禁治療の医療機器として厚生労働省に製造販売承認の申請を行ったと発表しており、これが好感されている。腹圧性尿失禁は、尿道括約筋機能の障害により、腹圧負荷時に尿が漏れる疾患で、同医療機器が承認を得た場合、国内では初の脂肪組織由来再生(幹)細胞(ADRC)を用いた男性腹圧性尿失禁の治療となるという。なお、20年3月期連結業績への影響は軽微としている。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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