膠着のドル/円、急変に一定の警戒も
昨日のドル/円は、109.30-40円台で膠着。クリスマス・イブのため市場参加者が少なく、動意も限られた。クリスマスの本日は、ほとんどの主要国で株式・債券市場が休場となるため、為替市場の流動性も昨日以上に低下する見込みだ。突発材料がなければ、ドル/円は膠着状態が続く公算が大きい。ただ、流動性の大幅な低下は材料ひとつで急変動するリスクも孕んでいる。例えば、北朝鮮の高官は、米国との非核化協議が進まない中、「クリスマスプレゼントに何を選ぶかは米国の決心次第だ」と発言しており、一部には大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験再開などを示唆したものではないかとの見方もある。可能性は低いが一応の警戒は必要かもしれない。