「膠着」は変わらず、「基調は上方向」も変わらず…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2019/12/23 10:48

◆ 「煮詰まってきた」印象はあるが…?

※ご注意:予想期間は12月24日と表示されていますが、本日(12月23日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


“小動き”そのものは変わっていないものの、先週末は“ややしっかり”といった様相も見られました。
「米中通商協議を巡る楽観論」&「強めの米経済指標」が背景ですが、“109.180円”へと下落した前日の流れを断ち切る格好で、“109.522円”へと巻き戻されていきました。

すでに「クリスマス休暇入り」が囁かれる状況ですので、本日も「膠着は避けられない」と見るのが自然かもしれません。
また期待する「新たな材料」が跳び出しませんので、「無理をせず」も変わらないと見るのが妥当です。

それでも日柄的に「煮詰まってきた」印象が見え隠れしており、前記したように「センチメント改善」も徐々に表面化しつつあります。
「上値が重い」を払拭することは現状では叶いませんが、「基調は上方向」とは引き続き見ておく必要がありそうです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:110.000(大台、20月移動平均線)
上値4:109.924(5/30高値、+2σ)
上値3:109.819(週足・一目均衡表先行スパン上限、ピボットハイブレイクアウト)
上値2:109.726(12/2高値、12/13-16高値、12/19高値、200週移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:109.612(100週移動平均線、月足・一目均衡表基準線、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:109.472(+1σ)
下値1:109.310(ピボット1stサポート)
下値2:109.254(12/20安値、週足・一目均衡表先行スパン下限)
下値3:109.180(12/19安値、ピボット2ndサポート)
下値4:109.080(日足・一目均衡表転換線、20日移動平均線、12/12~12/13の50%押し、ピボットローブレイクアウト)
下値5:109.002(日足・一目均衡表基準線、50週移動平均線、大台)
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想