市場の2大懸念が緩和
昨日のドル/円は終値ベースで約0.7%上昇。米中が通商協議の第一段階に原則合意したと伝わり、米国株や米長期金利が上昇する中、NY市場で一時109.40円台まで上伸した。原則合意を受けて米国が15日に予定していた対中関税第4弾の発動も回避される事になった。本日は、英総選挙の出口調査で与党保守党の圧勝が示唆されており、英国が来年1月にも欧州連合(EU)から円滑に離脱する可能性が一段と高まった。
年末を前に、米中通商問題と英国のEU離脱=Brexit問題という2つの大きな懸念がひとまず後退した格好だ。こうした中、ドル/円は109.50円台に小幅続伸しており、2日に付けた月初来高値(109.73円前後)を視界に捉えている。これを超えれば5月以来の110円台回復が見えてくるだけに、リスク・オンの流れがどこまで続くかが注目される。
年末を前に、米中通商問題と英国のEU離脱=Brexit問題という2つの大きな懸念がひとまず後退した格好だ。こうした中、ドル/円は109.50円台に小幅続伸しており、2日に付けた月初来高値(109.73円前後)を視界に捉えている。これを超えれば5月以来の110円台回復が見えてくるだけに、リスク・オンの流れがどこまで続くかが注目される。