ハウスコム Research Memo(6):20年3月期通期(連結)は売上高・各利益とも着実な成長を予想

配信元:フィスコ
投稿:2019/12/12 15:26
■業績見込み

ハウスコム<3275>の2020年3月期通期の業績(連結)は、営業収益で13,034百万円、営業利益は1,171百万円、経常利益で1,404百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で924百万円を予想する。参考までに前期の単体実績と比較すると、営業収益で12.4%増、営業利益は2.4%増、経常利益で4.1%増、親会社株主に帰属する当期純利益で3.7%増となる。達成すれば実質7期連続の増収増益となる。

営業収益に関しては、「新規出店」及び「店舗競争力の強化」、「収益源の多様化の推進」により着実な成長を狙う。「新規出店」は通期12店舗を計画しており、既に5店舗(2019年11月時点)を出店した。「店舗競争力の強化」に関しては、人工知能(AI)やIT重説などの活用が日常的なものとして浸透し顧客の利便性向上や、店舗運営の効率向上の面で寄与する見込み。「収益源の多様化の推進」ではリフォーム事業の強化のためにエスケイビル建材を上期に連結子会社化しており、下期から損益計上される。エスケイビル建材は売上高で668百万円(2018年11月期通期)、営業利益:60百万円(同)の実績であり、一定の額が同社連結業績に上乗せされる見込みである。

同社は、2020年3月期より連結決算に移行した。連結子会社となったハウスコムテクノロジーズは、不動産分野の広告事業を主体に行うため、転居シーズン(1月−3月)に売上高、利益が集中する傾向が強く、一方で上期(4月−9月)は連結業績にマイナスの影響を及ぼす。ハウスコムテクノロジーズの通期業績への寄与予想は、売上高で797百万円、営業利益で10百万円。季節変動の大きな事業を連結したと理解したい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

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