ドル/円、109.50にかけて売り圧力
昨日のドル/円は、終値ベースで約0.1%の小幅高。米中通商協議を巡る楽観報道を受けて2週間ぶり高値となる109.20円台まで上昇する場面もあった。中国メディアは、米中が閣僚レベルで電話会談を行った事を明らかにし、第1段階の貿易合意に向けて対話を継続する事で合意したと報じた。また、トランプ米大統領は、中国の習国家主席と話をしたとした上で、「第1段階の合意が近い」との見方を示した。
こうした米中通商合意への期待に支えられてドル/円は本日も堅調推移が見込まれる。ただ、月初来高値(109.49円前後)や大規模なオプションの行使価格である109.50円を前に戻り売り圧力も強そうだ。109円台前半では本邦輸出企業のドル売りニーズも観測されている。米中通商協議で実際の合意があれば上抜ける可能性はあるが、「合意期待」だけで109.50円を突破するのは難しいだろう。
こうした米中通商合意への期待に支えられてドル/円は本日も堅調推移が見込まれる。ただ、月初来高値(109.49円前後)や大規模なオプションの行使価格である109.50円を前に戻り売り圧力も強そうだ。109円台前半では本邦輸出企業のドル売りニーズも観測されている。米中通商協議で実際の合意があれば上抜ける可能性はあるが、「合意期待」だけで109.50円を突破するのは難しいだろう。