日本株が全面安、暴落の前兆かも?(11/14版)

著者:中原良太
投稿:2019/11/13 19:00

「ひと相場終わった」という感じですね。

IQ上位2%の投資家、中原良太です。

昨日まで、広島へ旅行していました。
今日から予想記事を再開します。

少しずつ、旅行ボケから復帰します…。

◆  ◆  ◆

先週末まで好調だった日本株ですが、
11/13(火)は久々に全面安となりました。

これまでの相場上昇が激しかっただけに、
一時的に反落してしまうのも仕方ないですね。

僕個人の運用成績ですが、
先週末まで好調だったのですが、

13日の相場下落をまともに食らったので、
含み益が半減してしまいました(涙)

9月・10月まで相場が好調だったので、
「ひと相場終わった」という感じですね。

そろそろ、利益確定しようかと…。

【これまでの資産変動】
11/07:1077万7164円
11/13:1086万1774円(前日比+8万4610円)

◆  ◆  ◆

これから年末にかけて騰がりそうな、
いい感じな高配当株を見つけたのでご紹介。それがコチラ:

昭和システム<4752>

システム開発会社。

財産もたっぷり持っているうえ、
チャートが今の時期にぴったりなので注目中。

同社の予想PERは9.9倍。

仮に今の業績が続けば、
益回りは10.10%とそこそこ高めです。

日本株全体と比べても、
3分の2ほどの水準で売られている感触です。

以降、企業価値を見積もってみました。

まず、同社の財産価値をザッと見積もると、

※2020年3月期2Qの四半期報告書を参照
現金:4116百万円
掛金:657×0.8=525百万円
資産計:4641百万円
負債計:2737百万円

ネットネット:1904百万円
発行済株式総数:4,810,000株−385,100株=4,424,900株
⇨1株あたりネットネット:430円

と、こんな感じ。

同社の株価は747円ほどなので、
「どんなに下がっても半分くらいまで」
という印象です。

普通の日本株と比べると、
リスクが半分くらいという印象。

次に、

同社の10年分の有価証券をもとに、
収益性についても分析してみました。

すると、

同社の収益価値は1株あたり37円/年ほど。
益回りは5.0%ほどでした。

この益回りは、
平均的な日本企業と同程度ほど。
良い感じですね。

これらの情報をもとに、
理論株価(割引率10%、成長率0%)を、
手堅く算出してみると、

理論株価
=清算価値+収益価値(10年)
=430円+370円=800円

という結果が得られました。

同社の理論株価は800円。

なお、理論株価はかなーり保守的に算出しています。

「利益が半減した場合」くらいを
想定して算出していますので、

株価がこの水準を下回っていれば、
かなり割安と言えるでしょう。

ちなみに、

今の株価はそれよりも1割ほど安い水準でした。
かなり安い水準と言えると思います。

また、

同社株は足元で上昇トレンド。
こういう会社は年末相場に強いんで、
即戦力になってくれそうですなぁ。

ウォッチリストに入れて、
観察してはいかがでしょうか。

◆  ◆  ◆

目先の取引方針についてですが、
「短期トレードは一旦、利益確定」
するのが良いと考えます。

おなじみのお話しですが、

日本株式市場には、
「いちど下がり始めると、長引きやすい!」
という傾向があります。

特に、

今のような年末の時期は、
株式市場が弱気に傾いたとき、
一気に崩れる傾向もあります。

それこそ、

このまま25日線を割れたら、
「2018年末の暴落の再現」
となる可能性もあるので、

注意が必要でしょう。

そうでなくとも、

目先1週間くらいは、
ズルズル下がる恐れがあるので、
いったん、利益確定するのが無難でしょう。

一方、

相場が下がるのは嫌ですが、
下がれば下がるほどお買い得な株も増えるので、
僕らが株を売った後に、下がると良いですね(笑)

僕自身の取引としては、
短期銘柄はひとまず利益確定します。

TOPIXが5日線を回復するまでは、
しばらく取引をお休みする予定です。

それと同時に、

相場が下がってくれれば、
お買い得な株も増えるでしょうから、
今のうちに物色していく予定です!

以上。

IQ上位2%の投資家、中原良太でした。
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想