コミニックス、今期経常を一転16%減益に下方修正、配当も3円減額

配信元:株探
投稿:2019/11/01 15:30
 Cominix <3173> が11月1日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の11.8億円→9.2億円(前期は11億円)に21.3%下方修正し、一転して15.9%減益見通しとなった。
 同時に、4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の4.7億円→3.3億円(前年同期は5億円)に28.7%下方修正し、減益率が6.7%減→33.5%減に拡大する見通しとなった。

 業績悪化に伴い、今期の上期配当を従来計画の13円→11円に減額し、下期配当も従来計画の18円→17円に減額修正した。年間配当は従来計画の31円→28円(前期は28円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当第2四半期連結累計期間につきましては、米中貿易摩擦の長期化等の影響により世界的に経済成長が大きく下振れする状況となりました。当社の海外事業では主要拠点である中国の自動車販売で記録的な低迷が続く等の影響を受けたことを要因として売上は当初計画を下回る見込みとなりました。また、国内も事業環境の悪化を主要因として主力の切削工具事業、耐摩工具事業の売上が当初計画を下回る見込みとなりました。利益面についても、全社的に利益率向上や業務の効率化等に取り組んだものの、販売の下振れの影響を補完するまでには至らず、当初計画を下回る見込みとなったことから第2四半期の公表値を修正することとなりました。こうした状況に対し、当社グループでは今年度からローリングした中期経営計画に基づき、下半期以降も国内外の販売ネットワークの拡充やCominix製品のさらなる拡販等の施策をより一層進めてまいりますが、通期連結業績予想につきましても、第2四半期の見通しを踏まえ見直しを行った結果、引き続き景気減速が続くことが予想されることから、現状の業績動向に沿って前回公表値を修正いたします。

 配当につきましては、連結配当性向 30%を目処として、将来の持続的成長に必要な内部留保の充実を図りながら、継続的かつ業績に応じた利益還元を行っていく方針としております。当該方針に基づき、業績予想数値を勘案した結果、業績が当初計画を大幅に下回る見通しとなったことを踏まえ、当社の方針から総合的に判断し、誠に遺憾ではございますが、第2四半期末配当(中間配当)及び期末配当予想を修正させていただきます。
配信元: 株探

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