ドル/円、109円の壁に挑む
昨日のドル/円はNY市場で買いが強まり、約3カ月ぶりに一時109円台に乗せるなど堅調に推移。米中通商協議に対する楽観的な見方が広がり米株高・米債安が進むリスク・オンの展開となった。本日の東京市場では、日本株の上昇が見込まれる中、200日移動平均線が通る109.06円前後を突破できれば、8月高値の109.32円前後を目指した続伸も期待できよう。ただ、本日は10月末スポット応答日とあって、本邦輸出企業のドル売りニーズも根強そうだ。また、本日から明日にかけて満期を迎える109.00円を行使価格とする多額のオプションが値動きを抑制する可能性もある。米連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策発表を明日に控えているだけに、追加材料がなければ上値追いのムードは高まりにくいと考えられる。