<10/28~11/1> 来週の日経平均の動き

著者:Korosuke
投稿:2019/10/25 23:57

変化日近し、転換点なるか?

大型の台風が過ぎたと思ったらまた台風が連続でやってきて、今年は台風に悩まされる年になってしまいました。

週末は出かける予定がありましたが、天気が悪く雨だと家でのんびり過ごしたくなってしまいますね。

これからは秋で紅葉の季節になってくると山に行きたくなりますので、週末はいい天気であってほしいものです。

そんな季節の変わり目で天気も変わりやすいですが、相場もそろそろ大きな転機に差し掛かっています。

10月相場は上昇トレンドが続いていますが、この強い相場が11月も継続するかの大きな判断ポイントが来週やってきます。

来週後半に変化日を迎えますが、これが22500円を目標値としています。

つまり、10月に入ってから続いていた短期の上昇トレンドは、ここを最終目標値として上昇していましたので、今の上昇もチャート通りの綺麗な動きです。

しかし、現在値は22750円近くまで来ており、この目標値を大きく上回っております。

もし、相場が本当に強いなら、来週以降も横ばいか上昇が続き、変化日を迎えるときに22500円を上回っていれば、その後も上昇トレンドが継続します。

つまり、今月いっぱい22500円を割り込まずに推移できれば、11月からも上昇トレンドが続き、その先にある変化日で11月半ばに23500円を目指す流れになります。

ただ、この変化日の23500円はあくまで目標点で、チャートから見た株価位置はかなり上に乖離しているため、そこまで達する可能性は低いです。

もし本当に相場がバブル化して強い動きをした場合にこのシナリオに近い動きになるかと思いますが、現状の位置はすでに高値にいるため、ここからは買い目線ではなく売り目線で見ていきますj。

ここまで大きな調整もなく1か月以上ひたすら上げ続けているので、そろそろガス抜きが必要になってきます。

テクニカルでも短期的な過熱感を示すものが多く出ているため、ここから順張りの買いで勢いについていくのは危険です。

この2か月くらいはそのやり方でもうまくいったかもしれませんが、一度トレンドが転換すると同じやりかたでは逆に一気に悪くなって大きくやられてしまう可能性がありますので注意してください。

そして、先ほどは強いケースでしたが、弱いケースの場合はどうなるかを考えてみると、来週22500円を割れてしまうと完全に下げやすい流れへと転換します。

可能性は五分五分ですが、もし、割り込んだ場合は、21500円近辺に向かいやすいので一旦買いを外すか、売りを入れるかなどして流れについていくしかないでしょう。

個人的には、テクニカル的な過熱感が高まっており、悪い経済指標が出ても金融緩和期待で株価は上がるというような市場がかなりの楽観的なムードに陥っていることが一つ注意すべきところです。

過去の動きを見ていても、大きな暴落が来る前は、楽観論で満たされるため、今の雰囲気はそれとすごく似ているように思います。

また、気になるのは先物の手口で見た時に、外人たちが連続して買い越しを続けており、買いの姿勢が衰えていないところです。

今の段階ではそうですが、気をつけなければいけないのは、急に買いから売り目線へと転換するときです。

これはあっという間の急落となって、気がついた時には500円~1000円近く下がって初めて気付きます。

いつまでも今のバブル相場が続く可能性は低く、やがて大きな急落を伴った下げが遅かれ早かれ必ず来ます。

来週の22500円を維持できるかどうかがその判断するタイミングになるので、この点だけはしっかり意識しておきましょう。
Korosuke
株式会社テラス
配信元: 達人の予想