今夜の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/10/23 15:29

今夜の注目材料は

東京市場のドル/円は、仲値公示前に売りが先行し、約1週間ぶりに108.25円前後まで下落。ただ、手掛り材料を欠く中、売り一巡後は108.30-40円台でもみ合う展開となっています。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

10/23(水)
17:00 南ア9月消費者物価指数
21:30 カナダ8月卸売売上高
22:00 米8月住宅価格指数
23:00 ユーロ圏10月消費者信頼感指数・速報値
23:30 EIA週間原油在庫統計
26:00 米5年債入札(410億ドル)
未定 ☆マイクロソフト7-9月期決算

※☆は特に注目の材料

英国の欧州連合(EU)離脱=Brexit問題は、英議会が関連法案のスピード審議を拒否した事で3度目の離脱延期が濃厚となってきました。先行きは不透明ですが、31日に「合意なき離脱」となるリスクもほぼ消えた格好で、ドル/円相場への影響も薄れて行くもの(そもそも限定的でしたが)と見られます。ドル/円は、次のテーマを模索する事になりますが、ひとまずは、本日から本格化する米企業決算に注目です。

※10月24日(木)の為替予想は休載いたします。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想