メディネットが続伸、台湾メディジェン・バイオ社へγδT細胞培養加工技術をライセンス提供

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/10/08 09:11
 メディネット<2370.T>が続伸している。7日の取引終了後、台湾のバイオ医薬品企業メディジェン・バイオテクノロジー社(基亜生物科技)に対して、がんを対象疾患とするγδT(ガンマ・デルタT)細胞培養加工技術に関するライセンス契約を締結したと発表したことが好感されている。

 γδT細胞は、体内の様々な免疫機構に関与していると報告されている免疫細胞の一種で、メディネットが開発した細胞培養加工技術は、末梢血中にわずか数パーセントしか含まれていないγδT細胞を選択的に活性化し、数千から数万倍に増殖させることができる技術。今回の契約締結に伴い、メディネットはメディジェン・バイオから培養加工件数に応じたロイヤルティーを受け取ることになるほか、同事業を通し台湾でγδT細胞の新たな治療実績などが得られた際には、これまでメディネットが東京大学を中心に進めてきた研究ネットワークの中で協議を行い、再生医療等製品事業への展開の可能性についても検討する予定としている。なお、業績への影響は軽微としている。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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