ドル/円、方向感出にくい
昨日のドル/円は終値ベースで0.1%未満の小幅高。一時107.50円台を割り込む場面もあったが、四半期末に絡むドル需要にも支えられて107.90円台まで反発するなど底堅く推移した。NY市場では、中国外相が米製品の購入拡大に前向きな姿勢を示した事で米中対立懸念が和らいだ一方、トランプ米大統領のウクライナ圧力疑惑に絡む内部告発文書が公開された事で弾劾リスクが再び意識されたため市場心理は定まらなかった。そうした中、ドル/円は本日も実需の月末フローなどが値動きを左右しやすく、方向感が定まりにくい展開となりそうだ。108.00円の節目を超えれば上値が軽くなる可能性もあるが月初来高値(108.48円前後)の手前では売り圧力が強まろう。一方、20日移動平均線が通る107.40円台は本日もサポートになりそうだ。