今夜の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/09/26 16:17

今夜の注目材料は

東京市場のドル/円は、国内輸出企業のドル売り観測などで107.60円前後まで小緩む場面もありましたが、新規材料に乏しい中で上下20銭弱の小幅な値動きに留まりました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

9/26(木)
18:30 南ア8月生産者物価指数
21:30☆米4-6月期GDP・確定値
21:30☆米4-6月期個人消費・確定値
21:30 米4-6月期PCEデフレーター・確定値
21:30☆米新規失業保険申請件数
22:30 ドラギECB総裁講演
22:45 カンリフBOE副総裁講演
23:00 米8月住宅販売保留指数
23:00 ブラード米セントルイス連銀総裁挨拶
24:45 クラリダFRB副議長、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁挨拶
26:00 米7年債入札(320億ドル)
27:00☆メキシコ中銀政策金利
27:00 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演
29:30 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
※☆は特に注目の材料

今夜の米4-6月期国内総生産(GDP)は重要統計ですが、速報値、改定値に続く確定値という事で鮮度落ちの感は否めません。よほど大きくブレない限り反応は限られるでしょう(前回:前期比年率+2.0%、予想:同+2.0%)。トランプ米大統領の昨日の楽観発言で広がった米中通商協議の進展期待が維持され、米国株や米国債利回りの押し上げに繋がるのかが本日の見どころとなりそうです。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想